広島でお薬卒業応援薬剤師をしております
ママ育 薬剤師の横田麻衣です。

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本日もホームページに遊びに来ていただきまして ありがとうございます。
子育て 健康 食 ココロ・・ 心に思い浮かぶまま書き留めております。
少しでもあなたのお役に立てたらうれしいです。
自分の人生 子どもたちの人生 輝かせていきましょうね♪


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胃が丈夫とは?

昨日、みんなの家庭の医学という番組を見られましたか?
特定の疾患(脳梗塞、胃炎・・)別に少ない都道府県ランキングを見ながら
理由を探るという番組でした。

  • 胃炎・胃潰瘍が日本一少ない県は、沖縄県!

 この県にはステーキショップやハンバーガーショップも多く、県民は、お肉と
お酒が大好き。

それにもかかわらず、胃が丈夫なためか、日本一「胃薬」の売り上げが少なく、
胃がんによる死亡率も少ないそうです。

その理由を胃のスペシャリスト、三輪洋人先生(兵庫医科大学病院 消化器内科 
教授)に聞いてみると「この県の人たちの独特の食生活が胃を丈夫にしているの
では」との内容の番組でしたね。


胃が丈夫であるとは ①胃の蠕動運動が活発であり 
          ②胃酸が良く出ていること


この番組の中で、実験で出てきていましたね。
胃が丈夫とは、どういう状態なのでしょうか?

それは、先ほど挙げたこの2点。

 ①胃の蠕動運動が活発であり
 ②胃酸が良く出ていること

胃に食べ物が入ってきた時にしっかりと胃が動き、消化をしてくれる胃酸
をきちんと出してくれて、胃酸と胃の動きによって食べ物の消化がきちん
と進み、食べ物が滞りなく腸へと送られる状態です。

そうです! 胃酸がしっかり出ることは健康な胃の状態なのです。

ここで思うわけです。
薬局で患者さんのお薬を見ていると、胃酸を抑えるお薬を飲んでいる方の
多いこと多いこと。
H2ブロッカーやPPIという分類に入るお薬です。
中高年以降の方の処方には、かなりの確率で入っています。

PPIは、本来は胃潰瘍・十二指腸潰瘍の治療目的で6~8週間以内で服用
するものでした。
しかしそれが、胃潰瘍などの再発予防に使われるようになり、逆流性食道炎に、
低用量アスピリン服用時の胃潰瘍再発予防へと使われる幅が広がり、毎日、継
続的に服用し続ける人が増えていったのです。


さて、胃酸を抑えるお薬を長く飲み続けるとどうなるか、想像してみましょう。
胃酸が出ないので、消化がなかなか進みません。食べたものが胃の中に長時間
い続けてしまうので、胸やけや消化不良、げっぷなどの不快症状となって現れ
てくることは容易に想像できますね。

ましてや、40歳以降になると健康な人でも胃酸の分泌は年々減っていきます。
胃酸が減るとビタミンB12などの大切なビタミンも吸収されなくなります。

ビタミンB12は、核酸の生合成に関わっていますので全ての細胞の健康維持
に必須な栄養素です。
ビタミンB12が不足すると、貧血を招くことがあります。無気力・集中力の
欠如からうつっぽくなったりします。記憶力の低下を招いたり、運動神経が鈍
くなったり、手足のしびれが出てきたりもすることがあります。


お薬を飲み始めた時は、胃潰瘍などで辛かったり胸やけがあったりしたので
しょうが、今あなたにその症状はありますか?
もしすでにその症状が治っているのなら、これらの薬をやめることも考えて
みましょう。
お薬は、必要の人に必要な時だけ必要なのであって、必要のない人には有害
なだけです。

今ちょっと立ち止まって、今飲んでいるお薬は今の自分に必要なのかを考えて
みましょう。

判断できなければ、専門家(あなたの意見を尊重してくれる専門家)に確認し
てみましょう。

治ったら、医師に治ったことを伝えましょう。

お薬を飲みたくないと思うのであれば、「飲みたくない」と伝えましょう。


お薬は、卒業するものだという意識を持ちましょうね。


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【本日の手記】
昨日、外出先で10分ほど時間をつぶしている時に、ふとテレビを見ると
このみんなの家庭の医学という番組の胃炎の場面でした。
私はふだんテレビを見ないので、ふとテレビに目をやって私がこの番組を
見たということは何か意味があるのかもしれないと思い、急きょこのブロ
グ記事を書かせていただきました。

誰かに必要なメッセージとしてお伝えできていたらうれしいです。

昨日も潜在意識は繋がっているなんて話で、友人と盛り上がりました。
その場ですごいシンクロニシティーも起こりました。
そんなことに少しずつ氣づくことのできる自分になれてきているな~とうれ
しく感じる今日この頃です。

今日も、最後まで読んでいただきましてありがとうございました。