これまでは、乳児湿疹を治してあげるための食生活と栄養についてご紹介してきました。
最後に、日用品とケアについてです。


乳児湿疹には、新生児期の皮膚の分泌のさかんな時期になる脂漏性湿疹と
その後乾燥が進んでなってしまう乾燥性乳児湿疹があります。
両方交えて、お話いたしますね。

乳児湿疹のケアは清潔にすることと、保湿することが大切と言われています。
それゆえ洗いすぎてしまったりすることが、更なるトラブルを引き起こすことがありますので、しっかり意味を理解しましょう。

対策としては大きく
①日用品を変える
②乾燥を防ぐ
③空気をキレイにする
④よく寝る

などが考えられます。

日用品を変える

まず赤ちゃんのお肌は、大人と比べてとにかくデリケート。
その理由は、赤ちゃんの皮膚は、大人の半分の薄さだから。

そのため、乾燥もしやすいですし、刺激にも弱い、新陳代謝も活発ですから
皮脂も出やすい。
そこのところを何事も赤ちゃん基準で考えてあげましょう。


脂漏性湿疹の場合(皮脂が多い)場合、清潔を保ってあげることが大切ですから
沐浴してあげるのはとてもいいことです。

ただし、同時に乾燥もしやすいですから、沐浴の度に合成界面活性剤や香料入りのボディーソープで洗うことは、皮脂を取りすぎてしまい乾燥させてしまいます。
刺激にもなりますから避けたほうがいいでしょうね。

これは、赤ちゃん用のボディーソープ、シャンプーや、沐浴剤も同じです。
赤ちゃん用だから大丈夫ではなく、湿疹が出てるから控えてあげようという
その子基準で考えてあげましょう。

赤ちゃんには、せっけんで十分ですし、ときにはお湯だけでもいいのです。
毎回ボディーソープで洗いすぎないようにしましょう。


そして、洗うのはできればママの手で。
ガーゼといえどもやはりこすれることで、お肌を刺激してしまいますから
ママの手でやさしく洗ってあげましょう。

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それから、おしりふきやお口の周りふきのウエットティッシュ。
これも赤ちゃんのお肌をあらしてしまう原因になります。

アルコールや香料、安息香酸Na、パラベン、EDTA-2Naなど
たくさん入っていますからね。
経皮毒になるようなものを使い続けるのはやはり避けたほうがいいと思います。

外出の時だけにするなど、おうちではガーゼやおてふき
コットンを浄水で濡らして拭くようにしたらいいでしょう。


あとはできれば、紙おむつより布おむつがいいな。

経皮毒の啓発をしている稲津教久薬学博士によれば


腕の内側の経皮吸収率を1として、
頭は3.5倍
ひたいは6倍
あごは13倍
脇の下3.6倍
手のひら0.83倍
かかと0.14倍
性器42倍
経皮から物質を吸収していることになるそうです。

角質が存在しない粘膜部分には(口の中、肛門内部、膣内部)などはこれを上回る以上の吸収率があるそうです。

膣や肛門から入った紙おむつからの化学物質は、容易に体の中に入り、全身を回ります。
体から毒素を外に出そうとする働きが湿疹ですから
乳児湿疹が出ているのであれば、できるだけカラダの中に入る毒素を減らしてあげましょう。

【ポイント】
*合成のボディーソープや沐浴剤の使用を控え、せっけんかお湯で十分。
*洗ってあげる時は、できるだけママの手で。
*おしりふき、お口拭きなどのウエットティッシュは、使わない。
*紙おむつから布おむつにチャレンジ。


乾燥を防いで、スベスベお肌へ

乾燥対策も大切です。
皮膚は、乾燥してくるとますますバリア機能を失ってしまいます。
しっかり保湿を心がけてあげましょう。

沐浴から出たらすぐホホバオイル、ココナッツオイルなどを塗ってあげます。
シアバターなどでもいいでしょう。

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dōTERRA®のフラクショネイテッド(分別蒸留)ココナッツオイルは、肌につけるとすぐに吸収されるようにデザインされた理想的な天然 100%のキャリアオイルです。乾燥肌や荒れた肌に最適で、毛穴をふさがずに肌を優しく包んで癒す、羽のように軽やかなエモリエント効果(柔軟湿潤作用)があります。その他の植物性キャリアオイルのようなベタベタ感を肌に残さず、シルクのように滑らかな感触を残します。すべてのエッセンシャルオイルと完全に溶解する無色透明なココナッツオイルは、シミや不快な匂いを残しません。



病院では「プロペト」という保湿剤が出されますね。
白色ワセリンの特に刺激を抑えたものです。

こちらは、お肌の保護にはとてもいいものですが
皮膚に残りやすく、酸化すると過酸化脂質となり痒みの原因にもなってしまいます。
塗り過ぎには注意しましょう。

その意味では、ココナッツオイルなど皮膚から吸収されやすいもののほうがいいかもしれません。
プロペトは、保湿というよりは、膜を作り、水分蒸発を防ぐ保護の役割と理解しましょう。


つづく

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本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。

みなさま、乳児湿疹のような皮膚症状の場合
どうしても「何を塗ったらいいですか?」というように
塗ることにフォーカスが向いてしまいがちです。

しかし、これまでもお伝えしたように、

内側の原因(食べ物):外側の要因= 9:1 

であることを忘れないでくださいね。
その上で、できるケアをしてあげましょうね。
スベスベお肌になりますように。


    赤ちゃん

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お薬卒業薬剤師  横田 麻衣

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